橋本裕の日記
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| 2001年10月07日(日) |
TI化がもたらすもの |
日本やアメリカで失業率がじわじわ上がってきている。失業率を下げるにはどうしたらよいか。経済を活性化し、景気を回復させればよいというのがこれまでの右肩上がりの時代の考え方だった。
しかし、これからのIT化時代にはこの考え方は成り立たない。IT化は生産性の飛躍的な向上をもたらす。機械化によってブルーカラーが大幅に淘汰されたように、IT化はホワイトカラーの大幅な淘汰をもたらす。
生産性の向上は「労働の合理化」であり、リストラでもある。現在世界で進行中のデフレ現象も、その本質をつきつめればIT化による生産性の向上の結果だと言える。
10人が8時間働いてこなせる仕事が4時間でこなせるようになったからといって、5人を解雇するのではなく、10人を雇用したまま、労働時間を半分にすることが必要なのである。そうすれば、失業は発生しないし、むしろ自由時間の増大が、新たな需要を喚起し、経済を活性化する。
一般に、生産性の向上は労働の短縮を生み、自由時間の増大と、精神的に満ち足りた生活を可能にする。生産性の向上が失業を産むのは、社会システムに問題があるからである。したがって、IT化時代に対応した新しい社会システムを早急に構築する必要がある。
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