橋本裕の日記
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土曜日の仕事は昔から半日と決まっていた。これを「半ドン」というわけだが、こうした言葉も週休二日制が定着すると使われなくなるのだろう。早く死語になって欲しいと望みながら、この言葉のもつ浮き浮きした情緒までなくなるのかと思うと、少しさびしくなる。
ところで、この「半ドン」という言葉だが、もとはオランダ語らしい。日曜日になると、出島のオランダ人が休日だと言うことで浮かれていた。当時曜日の感覚がなかった日本人が不思議に思って訳を尋ねると、「日曜日(ドンタクzindag)だから」と答えた。
土曜日は半分の日曜日ということで、「半ドン」と呼ばれるようになったという。また、ドンタクは「祭り」という意味でも使われるようになり、「博多ドンタク」などという言葉も生まれた。
日本語になったオランダ語にはこの他、「おてんば」「かっぱらい」「マドロス」「ビール」「ガラス」「カバン」「ランドセル」「インキ」「レンズ」「オルゴール」「ピストル」「メス」「カンフル」「ブリキ」などがある。
いずれも身近な日本語として定着しており、多くの日本人はオランダ語だと知らずに使っているのではないだろうか。オランダ語が日本文化に与えた影響の大きさに、いまさらながら驚かされる。
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