橋本裕の日記
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大学の入試科目で数学を選んだ人は、選ばない人に比べ、在学中の成績がよいうえ、卒業後も所得が高く、転職でも有利だという調査結果を、京都大学経済研究所の西村和雄教授らがまとめた。「数学で身につく論理的思考力が役立つからではないか」という。
有名私立大学3校の経済系学部卒業生を無作為に選び、23−60歳の2239人から回答を得た。在学中、専門科目の成績が上位だったのは数学選択者の50.8%に対し、非選択者は45.4%だった。
選択者の平均年収は931万円で、非選択者(880万円)の約1.06倍だ。共通一次試験導入後の卒業生でみると、差は約1.17倍(748万円と641万円)に広がるという。
西村さんは「IT時代には、コンピューターを使いこなす論理的思考力が求められている。それを育てる数学の重要性はますます高まっている」と話している。
これは私の推測だが、世界の企業の経営者や政治家の多くは数学に堪能ではないかと思う。たとえば、リンカーンやナポレオン、ガンジー、チャーチルの愛読書がユークリッドの「幾何学原論」だったことは有名な話である。
しかし、頭脳だけの論理的思考はともすると、心を忘れた非人間的な冷徹さに傾きやすい。これを矯正し、その思考に人間的な潤いと豊かさをもたらすためには「感性」の力をかりなければならない。これからのIT社会を生きるためには、冷徹な理性とあたたかい感性の共生が何よりも求められるだろう。
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