橋本裕の日記
DiaryINDEX|past|will
参院選は自民党の勝利で終わった。小泉旋風にあとおしされて、無党派層の大半が自民党に流れ、その分共産や社民が支持を減らした。野党第一党の民主党も議席はいくらか増やしたが、支持率は伸び悩んだ。
これまでにも、80年代末に旧社会党・土井たか子さん、93年に細川護煕首相が国民の人気を集めて登場したが、期待はずれにおわり、国民の政治不信を増幅させた。そして、もはや野党に期待しても、日本は変わらないというあきらめが漂った。
たよりになるのはやはり自民党しかない、自民党が変わらなければ、日本が変わらない、そう考え始めたところに、小泉さんが登場して、「自民党を変える」と言い出した。これが国民に受けたのである。
構造改革の具体論が語られなかったにもかかわらず国民が支持したのは、利権政治、談合政治、派閥政治といった従来の自民党政治を打破しようという意気込みだけは伝わったからだろう。「小泉さんなら、きっとやってくれるだろう」という期待感が先行した選挙だった。
選挙で自民党が勝利したのは、国民が自民党を支持したのではなく、「自民党を変える」と言った小泉さんを支持したのである。いってみれば、「いまの自民党では駄目だ」という自民党不支持の声だ。今度の勝利で安心して、自らの構造改革を怠ることのないように、小泉首相に要求したい。
|