橋本裕の日記
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一泊二日で山梨県まで旅行に行ってきた。「志談塾」の仲間との研修旅行である。メンバーのK夫妻が山荘を持っていると言うことで、7月の勉強会は泊まりがけで行うことになった。
勉強会を終えて、2日目は高遠経由で「しらびそ」高原まで脚を伸ばした。そのため、帰宅が9時近くになった。少々つかれ気味である。とはいえ、旅のすがすがしさは余韻として残っている。
私がとくに心を惹かれたのは、旅の間中目に付いた樹木の姿だった。一本一本の木を、暇に任せてじっくり眺めているうちに、田村隆一さんに「木」という素敵な詩があったのを思い出した。
木
木は黙っているから好きだ 木は歩いたり走ったりしないから好きだ 木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか ほんとうにそうなのか
見る人が見たら 木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で 木は歩いているのだ 空に向かって 木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ 木はたしかにわめかないが 木は 愛そのものだ それでなかったら小鳥が来て 枝にとまるはずがない 正義そのものだ そうでなかったら地下水を根から吸いあげて 空にかえすはずがない 若木 老樹 ひとつとして同じ木はない ひとつとして 同じ星の光の中で 目ざめていない木はない
木 ぼくは君のことが大好きだ
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