橋本裕の日記
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2001年07月22日(日) 樹のすがた

 一泊二日で山梨県まで旅行に行ってきた。「志談塾」の仲間との研修旅行である。メンバーのK夫妻が山荘を持っていると言うことで、7月の勉強会は泊まりがけで行うことになった。

 勉強会を終えて、2日目は高遠経由で「しらびそ」高原まで脚を伸ばした。そのため、帰宅が9時近くになった。少々つかれ気味である。とはいえ、旅のすがすがしさは余韻として残っている。

 私がとくに心を惹かれたのは、旅の間中目に付いた樹木の姿だった。一本一本の木を、暇に任せてじっくり眺めているうちに、田村隆一さんに「木」という素敵な詩があったのを思い出した。

   木

   木は黙っているから好きだ 
   木は歩いたり走ったりしないから好きだ
   木は愛とか正義とかわめかないから好きだ

   ほんとうにそうか
   ほんとうにそうなのか

   見る人が見たら
   木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
   木は歩いているのだ 空に向かって
   木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
   木はたしかにわめかないが
   木は
   愛そのものだ それでなかったら小鳥が来て
   枝にとまるはずがない
   正義そのものだ そうでなかったら地下水を根から吸いあげて
   空にかえすはずがない
   
   若木
   老樹
   ひとつとして同じ木はない
   ひとつとして 同じ星の光の中で
   目ざめていない木はない

   木
   ぼくは君のことが大好きだ


橋本裕 |MAILHomePage

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