罅割れた翡翠の映す影
目次過去は過去過去なのに未来


2002年07月11日(木) 大好きな『オトナ』

『実は惚れっぽいのかもしれん…』
と真剣に悩んだ夜。



ところがどっこい、実のところは
『好きと言われてイヤと言えない』
だけであるとゆー結論に達するまで約五時間。
ああ五時間が勿体無い。
その時考えた駄文。



タイプの埒外から好きだと言われても拒否します。
ああでも身体だけならいーかなーとか考えてるお子様は除外して。

1、顔は殆ど重視しないが太ってなければ。
2、身体は痩せ過ぎず太り過ぎずマッチョ過ぎでもなければ。
3、性格は悪い意味で『ガキっぽく』なければ(最重要)。
4、年齢が±15歳以下であれば(但し十八歳以上)、問題は無い。

いやー、これって殆どダレ専(タイプを限定しない人)だなー。
と思ったら、三年目に突入する腐れ縁の友人に

『3番の条件に該当できるオトナな人間はそういないわ、
 つまりは<アンタよりオトナな人間>でしょ、
 居るかってのこの齢400の妖怪ババア』

と言われました。
…あーそーだねぇ、皆年上のクセして甘えてくるよーなのばっかだよー!
しかも思考回路が小・中学校で停滞したかのような見事な無能っぷり。
それでもプライドだけは立派にオトナになってまぁアホらしい。
年下に面倒見られるのが恥ずかしけりゃ、ちったぁ真面目に動け。



そんな訳で彼氏は出来ない、出来てもすぐ振る振られる。

ところがたまに居る訳よ、なんか『オトナ』に見える人が。
その人が甘い言葉をかけようモノなら、あっさり落ちます。
古典的な日本の妻のように『どこまでもお供します』状態。
その『オトナ』の幻想が打ち砕かれて、毎回こじれるのだけど。



そう、友人の言葉はある意味正しい。
『オトナ』なんていなかった。
『オトナ』は彼自身じゃなくて、彼の演じる仮面の一つに過ぎないから。
ただ、その見事な演技に惚れてしまっていたのだと。

彼もまた、僕に惚れていた訳じゃない。
僕の演じる『しっかりした人間』とかが気に入っただけなのだ。



大切なのは、こころ。
その、仮面の外殻に隠された内側を好きになれなければ、壊れるだけ。
そう感じてしまってから、今度は全く惚れなくなってしまった。
臆病だなぁ…。



さて今回の彼、白状すると、それでも僕は彼にベタ惚れです。
しかし、出来ればこのまま友達としていたい惚れ方。
…結局、ゲームでしかない遊びの、叶わないヴァーチャルな恋だから。
万一叶ってしまったら、彼は多くのものを棄てる事になる。
元々何を棄てたって構わない僕らとは違う世界の住人だから。
…そりゃさ、大好きだけどさ…。

様子を見て、新しい恋でもまた探しに行こうかな…。


Jade |MAILBBS

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