罅割れた翡翠の映す影
目次|過去は過去|過去なのに未来
訳も解らない不安と孤独感が込み上げてくる。 確たる理由も無いのに死を選ぼうとする身体。 拒めば拒む程に機械の心に頼らざるを得ない。 そんな自分に嫌悪する事が泥沼になっていく。
はっきり言えば、今の状態は辛い。 誰かに頼ってしまいたい。 しかしそんな自分を許す事が出来ない。 頼る前に消えてしまいたい、そんな事を考えているのかな。
肝心な時、他人は誰も助けてくれない。 助けを求めるなんて論外だ。 自分がやるしかない。
多分、間違っているね。 解っている、これが僕の安いプライドだって事。
いつだって、助けて欲しいって言ってる事に変わりは無い。 実際、こういう時絶妙のタイミングでかかって来る友達の電話に、 凄く慰められてる僕がいる。
なのに、助けて貰う事を求めるやり方すら判らない。 判って居ても、実行出来ない。 何かを恐れてるんだ、でもうやむやで判らない。
本当に、全てが壊れてもいいから、何もかもブチまけてしまいたい。 すこし、楽になりたい。 叶うなら、お日様の下で横になって。 そのまま眠ってしまいたいんだ。
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