J (3.秘密の恋愛)
11. 一夜の夢 (41)
私はレイをみつめる。 すやすやと私の腕の中で眠っている。 私に身を預け安心しきっている表情がわかる。
(・・レイ・・)
みつめていると堪らなく愛しい気持ちになる。 愛しくて愛しくて愛しくて・・
・・ああ、だめだ! 昨夜の余韻が身体中に残っている。 君をみつめているだけで、もう、俺は・・!
(私の“私自身”がむくり起き上がる!)
夢でなく現実にレイ、 君を俺のものにしたい・・ もう一度、確かめるように君と交わりたい・・
抱きたい!
だが、だめだ!
一夜の夢は終わったのだ・・・!
ああ、だけど、、 だけど! 裸の君を抱いていて“俺”は我慢できないよ。。
堪えかねてぎゅうっときつく抱きしめる私。 目を覚ますレイ。
(くどうさん・・?) (・・レイ、、ちゃん、!)
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