J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2006年01月31日(火)    まるでポリネシアンセックスのようなこの悦楽感。

J (3.秘密の恋愛)

11. 一夜の夢 (38)


動かせないのだ。
少しでも動こうものなら、
身を溶かすような快感が身体中にほとばしり、
たまらなくイキそうになる。

私を包むレイの体内がヒクッヒクッと絞まり“私自身”を刺激する。
すると“私自身”はそれにきゅんと呼応し頭をもたげる。
ああ!
そのたびに!
私とレイは快感に全身が包まれてまたイキそうになる。

これは夢なのだろうか。
今まさに私たちは夢見心地に桃源郷にあり、
とろけるような快感に浸っている。

夢でなければこの世にこのようなセックスがあるのだろうか。
私は腰ひとつ動かさずに果ててしまいそうだ。
まるでポリネシアンセックスのようなこの悦楽感。

私とレイはすべてぴったりひとつに交わって、
ただ挿入して抱き合ってそれだけで、
繰り返し感じあっている。

これは。
きっと夢なのだろう。
3年間思い続けてきたレイとこうしてひとつに結ばれて、
一千年の夢を叶える夢。

でなければ、レイが“私自身”を導き入れる筈がない。
太古の昔から涙溶かして愛睦みあった夢の海。
そこで私たちは一夜の夢を見ているのだ。


・・次第にレイの息遣いが荒くなる。

動かずに感じあっているだけで、
私たちは至福の瞬間に近づいてゆく。。


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