J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2006年01月11日(水)    だが。そこに私が見たものは、涙。

J (3.秘密の恋愛)

11. 一夜の夢 (23)


熱い愛蜜に溢れるレイの“彼女自身”。
熱く熱く熟れて“私自身”を待ち構えている。
“私自身”の先端にそれを感じて、
ぴくんぴくんと脈打つ“私自身”。

どうだ、レイよ、君は望んでるじゃないか!
嫌だもやめてもないだろう!?

ああ、ついにその時が来たんだよ。。

もはや腰をほんの少し動かすだけ。

それだけで俺は君の中に入る。
それだけで俺と君はひとつになれる。

やっとひとつになれるんだよ!


私はゆっくりと腰を動かす。
ぎんぎんに猛た“私自身”の先端がレイの蜜園を伺う。

じっくりとその瞬間を味わうかのように、
入り口のところで腰を止め、
私はレイの顔を見つめる。


だが。
そこに私が見たものは、涙。

レイの涙は次から次へと零れ落ちました。

・・

何で泣くのだ?
やっとひとつになれるというこの時に!!


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