J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2004年01月21日(水)    生まれてくる順番、の話、。

J (3.秘密の恋愛)

4. 無常 (14)


あ。

思い出した。
何もかも。

「レイちゃん、あの時の話、思い出したよ、、、。」

レイはほっとしたような顔をしました。
そして、「生まれてくる順番、の話、。」と言いました。

「そう、生まれてくる順番の話、だった。」
「工藤さんは長い時間を掛けて私にそれを話したわ、」
「僕は酔っていた、」
「私も、。」


・・

>俺、先に君に出逢っていたら君に惚れていたかもな、
>なんて思うよ、

それを聞いて君は言ったんだ、

>3年後にはどうなっているかしら、
>3年後、今の友美さんと同い年になった時、
>私には工藤さんのような素敵な人が現れるかな、

>君には好きな人がいるって言ってたね(参照)こちら
>その人はどうなの?

>その人には、決まった人がいるんです

>ふーん

>もし、それが工藤さんだったらどうします?

君は悪戯な顔で聞いた。
それは君の本心だったんだね。
けれど、その時は僕はそうとはとらなかったんだ。

その時は。


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