J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年05月07日(水)    私は友美さんと確かに結ばれた、

J (2.結婚)

9. 切迫流産 (2)


私はまさしく二日酔いでした。

頭ががんがん割れそうに痛い。

そして気色の悪い夢にうなされて目が醒めた、、、。(参照こちら



私は布団から出て窓際の椅子に腰掛けタバコを吸いながら考える。

昨夜の私、酩酊の上での“行為”、果たしてあれは夢だったのか、
現実だったのだろうか、それにしても生々しく思い出される夢の断片。



う、頭が痛い、、、

思い出そうとすると頭が割れそうになる、、、


私は友美さんと確かに結ばれた、ひとつになった、初夜を過ごした。

これは、確かなことのようだ、、、



レイ?、、、

そう、レイだ。

私はレイの夢を見たんだ、、、

生まれたままのレイの姿、そして。
はっきりと思い出されるレイとの“行為”、、、。(参照こちら


、、、ぐっ、ヘドがでそうだ、何と言う破廉恥な夢。



しかし、、、

レイのフルヌードは脳裏に焼き付いて離れない。

そして、、、“カラダ”の感触、、、。
あれはどうしたことなんだろう、オレの深層心理の為した幻想なのか。


うっ、ううう、、、頭が割れそうに、痛い、やめよう、考えるのは。



ともかくも。

オレは確かに友美さんを抱いてひとつになったんだ、、、。

確かに、、、。

間違いなく、、、。


・・

じきに、

私はあることを思い出すのです。

タバコを深く吸いながら、、、。





あれはいったい何だったんだろう、、、!



友美さんの中で果てた瞬間に感じた違和感。

何かにコツンと当たったような。



気のせい、、、、なのか。


(ああ、頭が割れそうに痛い!、)



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