J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年04月17日(木)    ごめん、トモミさん、オレ、君の感じる姿を見ているだけで、、、

J (2.結婚)

7. 初夜 (11)


私は萎えていく自分を友美さんに悟られまいと、

身体を下にずらして丹念に彼女の蜜園を愛撫しました。

そこはもう甘い蜜で溢れていました。


私の舌が秘密の隆起を優しく転がすごとに、
友美さんは身体を震わせて小さく喘ぎ声を上げるのです。


、、、友美さんはいつも声を抑えました、それが恥ずかしいと言って。


私は友美さんの身体中を手、指、舌で愛撫する、

髪の先から足の先まで、、、

いつしか友美さんの抑えていた声も大きくなって、
私は彼女が甘美の世界に入ったことを知る、、、


もう十分になっている友美さん、
なのに私は力なくうなだれている、


そのうちに友美さんは身体を、ビクンビクンと大きく震わせて、
今やもう絶頂に昇ろうとするのです、


そして、

、、、じゅん、いち、さん、


と、ねだるような甘え声で私自身を呼ぶのです、

、、、じゅ、ん、い、ち、さ、ん、、、きて、、、


(くっ、どうしよう、、、)





私は観念して友美さんに言いました、

もう、そういうふうに言って誤魔化すよりない、

そんなその場逃れの口実を思いついて咄嗟に言いました、、、


「ごめん、トモミさん、オレ、君の感じる姿を見ているだけで、、、」

(イッチャッタんだ、、、)


はっとして友美さんは私にしがみつきました、

むしゃぶりつくように、強く。


そして、

、、、もっとぉ、もっとぉ、もっとぉ、、、


と、


焦れたように言うのでした、、、



  < Pre  Index  New >    


INDEX+ +BBS+ +HOME+ 
この物語はフィクションです。

My追加

+他の作品へのリンク+・『方法的懐疑』(雑文) ・『青空へ続く道』(創作詩的文章)