J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年04月16日(水)    友美さんはすでに十分潤っていました。

J (2.結婚)

7. 初夜 (10)


私の指は友美さんの胸から浴衣の帯へと移動して、、、。

友美さんは身体をずらし私が帯を解くのを助けてくれて、、、。

やがて友美さんは生まれたままの姿になったのです。


私もするりと浴衣を脱いで生まれたままの姿になり、
ふたりはまたふとんの上でぴったりと肌を合わせ、
お互いのぬくもりを感じ合い、そして、、、

お互いがそれを望んでいることを認め合うのです。



友美さんは仰向けになって目を閉じました。

私は彼女の閉じた瞼ににキスをして、
耳元で愛の言葉を囁いて、
唇にキスをして、

そして、

胸元へと舌を這わせるのでした。

、、

友美さんはすでに十分潤っていました。

私も十分に猛ていました。

いつでも、もう、いい、そういう状態にありました。


しかし、、、。

私がゆっくりと友美さんの胸を愛撫して、
その下の茂みへと舌を移動しようとした頃に、
私の脳裏に再びあの晩の記憶が蘇ってしまった、

私の“私自身”がものにならなかった、あの晩の記憶が。(参照こちら


胸から茂みへと舌が移動する、

その間には、

友美さんのお腹がありました、、、


友美さんのお腹には子どもがいるのです、、、


妊娠して2〜3ヶ月は妊婦にとって非常に不安定な時期、
そんな時に果たして私は肉欲によって彼女を抱いていいものか、


考えまいとすればするほど、


、、、私は萎えていく自分を見出しました、、、。



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