J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年04月13日(日)    湯から上がったふたりは互いに身体を拭き合って、

J (2.結婚)

7. 初夜 (7)


湯から上がったふたりは互いに身体を拭き合って、

裸のまま抱き合いキスを繰り返す。

友美さんのほのかな甘い香りが私を包み込む。


もう我慢できないくらいに充実している私の私自身。

どうかするともうイッテしまうかもしれないくらいに、、、。



「、、純一さん、時間、、、」

ん、もう?、、、



時計の針は6時半を指していた。


・・


部屋に戻ると食事の支度が既に整いつつありました。

しばらくして女将さんが挨拶にきました。

そして料理の口上を述べはじめるのです。


友美さんはその間洗い髪を乾かしていました。
私はその後姿を見ながら女将さんの話に相槌をうったり。

内心、私は女将さんの話なんかどうでもよかった、
ただ友美さんの髪を乾かすその後姿に見とれていたかった、


、、そんな私の心のうちを見て取ったのか、
女将さんは早々とごゆっくりといって下がっていきました。


私はビールを注文しました。


2本。



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