J (2.結婚)
7. 初夜 (5)
友美さんの胸はさほど大きくはありません。
ウエストもくびれているわけでもありません。
中肉中背、普通の日本女性の体型、それを友美さんは恥じていました。
でも。
色白で柔らかい彼女の肌、 穢れを感じさせない淡い桃色の乳首、 小さくても形のよい胸のふくらみ、 たるみのないきゅっと締まったヒップ、、、
それらは、
友美さんが恥じるような魅力のないものでは決してない、
キュートでした。
浴衣を脱いだ友美さんは、どうしていいか分からない。 タオルを前に当て、じっと私が言葉をかけるのを待っている。
私は、、、
私はそんな友美さんの緊張感を和らげるように愉快に振舞う。
私はさっさと浴衣を脱いで素っ裸になる。
前をタオルで隠すこともせずに、 「じゃ〜ん、どうだ、」などと子どもの悪戯のようなことを言う。
そして、すっと手を延ばして、、、
友美さんが身体を隠しているタオルをさっと取り上げました。
「きゃっ、」友美さん。
「あはは、丸見え、、さぁあ、子どもみたいに恥ずかしがってないで、 風呂に入ろうよ、このままふたりで、ね、」と私。
「もう〜、ひどいんだから、」と言いつつ、顔は笑ってる友美さん。
「なぁに言ってんの、風呂は裸で入るもの、だゾ、」にこにこ顔の私。
、、そう言いながら、私は友美さんに近づいて、、、。
友美さんの身体を後ろから包み込むように抱きしめて、、、。
素っ裸の友美さんは素っ裸の私に押されて、、、。
静々と浴室に入るふたりでした、、、。
・・
湯船は岩風呂風でした。
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