J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年02月18日(火)    4. 二次会

J (2.結婚)

4. 二次会 (1)


私と友美さんは晴れて結婚しました。

私たちの左手の薬指には揃いの指輪。

披露宴が終わりお客様を送り出す頃、私たちは幸せの絶頂にありました。



披露宴が予定以上に時間延長したこともあって、
2次会を準備していた友人たちは長い時間待つ羽目になっていました。

幹事は私の古くからの友人たちがやってくれていました。

彼らは早くに披露宴会場を後にし、2次会の会場となる居酒屋に行き、
貸しきり時間の変更やら、会場の準備やら、
2次会だけ参加する友人の接待やらにあたってくれていました。



私と友美さんは着替えもそこそこにして2次会会場へ急ぎました。

会場の入り口では幹事が私たちの到着を、まだかまだか、と待っていました。

私たちの顔を見るなり、幹事は店の中に向かって声を掛け皆を呼びました。

店内からは歓声が聞こえました。



2階にある会場に向かい私は友美さんの肩を抱き階段を上り始める。

私たちの頭上から紙ふぶきが飛ぶ。

大勢の友人の顔、顔、顔、、、

揉みくちゃにされながら会場に入る私と友美さん。


場内は人で溢れかえっていました。



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この物語はフィクションです。

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