J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年02月17日(月)    私と友美さんは晴れて夫婦となりました。

J (2.結婚)

3. 結婚式 (5)


結婚式は恙無く進みました。

感動的な儀式はふたりを敬虔な心持ちにして、
私たちは心をひとつにして誓い合ったのです。

生涯を共にする、と。


式が終わり私は友美さんに、「よかったね、」と声をかけました。

友美さんは、「ウン、」と少し涙ぐんで返事をしました。

私は笑顔で、「またぁ、すぐにそうなっちゃうんだからぁ、」と言い、
友美さんの目頭をすうっと指で擦ってあげました。



神聖な儀式のあとは賑やかな披露宴がありました。
披露宴では出席者全員が祝福してくれました。
私は次から次へと酒を勧められ、あっという間に酔っぱらってしまいました。

友美さんは2度お色直しをしました。
私もキャンドルサービスの時に和装から洋装へと着替えました。
私が会場から出たのはその時だけでした。


延々と続く披露宴です。

4時間はやりました。

最後の方は結婚披露宴なのか、
ただの宴会なのか分らないほど乱れていました。


しかし、

最後の最後、両親への花束贈呈の時は一同シーンとなって、
友美さんの涙にみな貰い泣きをしていました。


そうして全ては滞りなく終わり、私と友美さんは晴れて夫婦となりました。



私は幸せでした。

友美さんも幸せそうでした。

誰もが幸せそうでした。



私は全ての人に感謝をして、頭を何度も下げました。

ありがとう、ありがとう、ありがとう、、、

誰もがにこやかに答えました。

がんばれ、幸せになれよ、いつまでもふたりで仲良くな、、、



結婚式って、、、いいですね!


(3.結婚式、の項 終わり)



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