J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年02月16日(日)    私は戦争に反対します。

(本日は「J(ジェイ)」を休載します。)

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私は名もない一般人です。

金も名誉も地位もなく、人に誇れるものは何一つない人間です。

世の中の片隅で日々日常を生きているだけの存在です。

ネット上で秘密の恋愛日記を拙い文章で書き綴っている、それだけの者です。



ノンポリです。

いかなるイデオロギーにも組しておりません。

いかなる宗教にも信仰の意思を持ち得ていません。

いかなるムーブメントにも参画していません。


私はただ一個の“個”としてこの社会に投機しているだけの存在です。


ですが。


私にも声がある。
私にも無名の声がある。

その声は世の中に何の影響力も与えないけれども、
私は思うことを発するこの声を今日は使いたいのです。


私は戦争に反対します。



私は名もない人間です。
そして秘密の恋愛をすることもある穢れた人間です。
世の中に対して意見する資格はない。私は偽善者です。


ですが。
私は日本の子ども達と同じようにバクダッドの子ども達を思います。

私は悲しい気持ちでいっぱいです。

ですから。
今日だけは自分の声を使いたい。


私は戦争に反対します。いかなる武力による解決を望みません。



私にはこの日記以外に私の声を使えるところがないのです。


気に障ったらごめんなさい。


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明日からはまたJ(ジェイ)を書きます。
My日記リストに入れてくださっている皆様、よろしくお願いいたします。

2003/02/16 Jean-Jacques Azur


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