J (ジェイ)  (恋愛物語)

     Jean-Jacques Azur   
   2003年01月29日(水)    2. 引越し

J (2.結婚)

2. 引越し (1)


結婚式を1週間後に控えた日曜日、

私は私自身の家財道具などを引越しすることにしておりました。


友美さんと私との新居は、会社の計らいで、

郊外に新築されたばかりの社宅と決めていました。



友美さんの荷物は、数日前の平日に既に運び込まれ、

新婚生活に必要な新しい電化製品や家財道具は事前に届いていました。


あとは私の身の回りの荷物と、机、椅子、タンスなど、

これまで私が使っていたものを運び込むばかり、というその頃でした。



友美さんはその日も手伝いに来ると言いましたが、

私は妊娠している友美さんが無理するのもいけないと思い、

「いや、会社の連中が手伝ってくれるから大丈夫、」
と、やんわり断っておきました。



実際に引越しには会社の車を借りることにしておりましたし、

同僚たちも頼むこともなく至極当然に助っ人を申し出てくれていました。

私の当時勤めていた会社は本当にアットホームな会社でした。




引越しには同じセクション(参照こちら)の矢崎、宮川、鏑木さん、


そして、、、レイが、手伝ってくれることになっていました。



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この物語はフィクションです。

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