J プロローグ
2.彼女、レイ、について (1)
彼女、レイ、は、 私の妻よりも年下の女性で、 私よりも一回り年下になります。
レイは私が以前勤めていた会社に、 私の妻と入れ代るように入社してきました。
レイは地方の高校を卒業してきたばかりの未開の女性でした。
現代風というか、はっきりとした考え方を持ち、 芯の強い、独立心のあるタイプの女性でした。
少なくとも私には、その当時、そう思えていました。
彼女の持つ個性については知る由もありませんでした。
そして、3年が過ぎて、 レイと私は恋愛の関係になったのです。
その後の恋愛がこの物語の本筋の部分となるのです。
レイと私の恋愛は、幾たびか終わりと始まりを繰り返し、
彼女が26歳の年に完全に終結し、彼女は結婚をするのです。
彼女よりも4歳年下の男と。
結婚を契機に彼女は会社を辞めました。
その時、私とレイは別れたのです。
、、、別れた、はずだったのです。
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この日記は全てはフィクションであり、 実在する人物をモデルにして書くものではありません。
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