勢いあまって『昆虫の図解』(学研)という子供の図鑑を借りてきた。 「うえぇぇぇぇ」と少々怖がりながらも、見開きいっぱいに描かれた昆虫をつい見てしまう。 いや実際、図鑑などに載っている博物細密画というのは、 昆虫が一番見栄えがすると思いませんか。精密なメカって感じだよねえ。 メカらしさではアリが一番かな…(でもぬいぐるみ系が好きな私)。 うちの子はやはり、「ぬいぐるみみたいで可愛い〜」と オオスカシバ(昼間飛ぶ蜂みたいな蛾)が気に入り、模写し、紙で模型を作ってる…。
カイコの断面図(うへぇ)を見て、 この虫(蟲って書きたくなる)はホントに全身を 「糸を作ること」に捧げているんだと実感してせつなくなる。まさに生体絹糸工場。 なんか、自分の蛹を包む繭を作るためだけに、こんなに全力を挙げて (桑食いまくってうんこしまくって)大量の糸を出す必要があるんだろうか? 人間に絹を与えるために神様が遣わしてくれた生き物だと思われても 無理ないかもしれない。
あ、あとトンボとかカマキリのようにぐるぐる回せる首ってのは、昆虫では珍しいそうです。 そういえばトンボの前で指をぐるぐるすると、目を回して落ちるとまではいかなくても、 不審げに首をかしげたりしてくれるね。あれは愛嬌がある。
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