日々の泡

2001年08月07日(火) 虫づくし・ぬいぐるみ系

日光で見かけた虫の中に、大きくて鮮やかな青リンゴ色の、
ふわふわの毛皮を着た芋虫がいました。
コドモと一緒にそっと触ってみたけど、本当に柔らかい毛が生えていました。
たぶん蛾の幼虫なんだろうけど、形もちょっと平べったいし、
種類がわからなかったのが心残りです。
ああいうとこの虫は持って帰れないし、食草もわからないから、
成虫になるのを見届けることはできないのです。

虫は、見るのはまぁ平気だけど触るほど好きではない私。
実は、固くて油で磨いたような羽を持つ甲虫の類が、案外苦手です。
ふわふわした毛が生えてておとなしげなデザインの青虫とか、
ビロードみたいな毛が生えてる蝶や蜜蜂の体のほうが好きなんです
(でも敢えて触りたいというほどではないが…)
結局、ぬいぐるみっぽいのが好きなのでしょう。お子様趣味。

自分に手芸の心得があったら、作ってみたいのは蛾のぬいぐるみだと思ったことがあります。
蛾そのものは、どっちかというと嫌いです。粉が散るし。
蝶に比べてでっぷりと太った胴や大きな頭や羽のような触角が嫌らしい感じですが、
これを可愛いと思える人は好きになれるでしょう。目はつぶらだし(笑)。
一番好きなヨナクニサンの図解を見ながら、
こことこことここは風合いが違う別珍、こことここはスエードのパッチワーク、
脚はフランス人形の指のように針金を芯にして…などと考えたものです
(本当に作ったら偉いんだけどね)。

そんな私の趣味がうつったのか、うちの子供も「ふかふか系」が好きです。
日光で一番心に残った虫のひとつは、あのフカフカ芋虫だったらしいし、
蛾とか蜂はちょっと怖いくせに、毛深い部分がたまらなく可愛いと言います。
さらに、(苔の写真絵本なんか見せたのが災いして)
どこへ行ってもいろんな苔に反応して、触り心地を確かめにいくようになりました。
もちろん、湿原と山道も苔の宝庫だったので大騒ぎでした。
なんか、マイナー趣味に走りそうだなあ…。

そうそう、毛といえば、図鑑で見て知ったのですが
蝶や蛾は、「頭の毛」で風の流れを感じて飛ぶんだそうです。
そうか、禿げてちゃいけないのね。


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蟻塔

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