日々の泡

2001年08月06日(月) 日光・虫づくし

先日は奥日光に行って、湿原歩きなどしてきました。

文字通り「佃煮にするほど」のアキアカネが飛んでいた。
「これが全部ハエだったら嫌なんだろうな…」と思ったけれど(笑)
鬱陶しいくらい沢山いるけど、トンボは殆ど羽音がしない。
平地で見るトンボよりも大人しく、動きが鈍くて
人一倍とろいうちのコドモでも簡単に捕まえられる。
そんなところが、かわいげがあります。蝶や蛾みたいに粉も飛ばさないし。

蛾をつかまえて、一心不乱に食べているところも何度か見かけた。
あんなにばりばりむしゃむしゃ食って、細い腹のどこへ入ってしまうのだろう。
あとで本で読んだのだけど、
アキアカネは飛ぶと体温が気温より10〜15℃も上がってしまうので、
気温が高いところでは死んでしまう。だから真夏は高原で避暑して、
秋になると真っ赤になって平地へ降りてくるらしい。
あんなに小さく細い体の中が、40度くらいに熱くなるのだろうか。
確かに飛ぶ虫たちは羽を激しく動かしているので熱くなりそうだけれど、
どうも赤い血が流れていない生き物は、体温が低いようなイメージがあって…。

アザミの花にはヒョウモンチョウが止まりに来る。
よく、図鑑の写真を見ると、この蝶は決まったようにアザミに止まっているけれど
(アザミは蜜が多いらしくて他にもいろんな虫が来る)
紫のフェイクファーみたいな花にヒョウ柄の蝶という派手な取り合せ、
やたらと目についた。見栄えのする背景がわかっているのかな?

あと、よく知らないけどハンミョウやカメムシの類など、ふだん見かけない
鮮やかな色柄のものがいっぱい。
黒とターコイズの染め分けのバッタも飛んでいたし、
トンボ玉みたいな2色の妖しい星があるテントウムシは、珍しい種類らしくてラッキー。


・ちょっと虫系のネタが続くかと思いますので、ムシ嫌いな方はごめんなさいねξ


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蟻塔

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