日々の泡

2000年12月28日(木) こどものときかんがえた親という哀愁・2

ううん。つまらんけど続けます。

これも、むかーし。親が持っていた雑誌の記事を読んでフーンと感じ入ったこと。
確か『暮らしの手帖』だったと思うんだよね…週刊誌みたいのじゃなくて。
「親は、子供が何歳くらいになるまで、子供のしたことに責任があるか」といった
親に対するアンケートの結果が出ていたんだけど。

回答者が子供の年齢によってグループ分けされてて、
小さい子の親だと、責任とらなきゃと考えてる子供の年齢は低い。
そんなに先のことまで想像つかないといえば当然なんだけど、
18すぎたら子供は自立して自分で責任が取れるように思ってる人が多かったみたい。

それで小学生、中学生と子供の年齢が上がるにつれ、
責任とる対象の年齢も引き上げられていって、
大学生くらいの親では、かなり濃厚に「成人した子の行動にも責任がある」と思っている。
子供がちっちゃい時は、けっこう早く親業は引退できるだろうとか思ってたのが、
実際にはそう簡単じゃないことに気づく。
まあ、親であることは一生引きずるのかもしれないけど、
責任がいつまでっていうのは。「いつまで」って切り方はきっとできないのだろうね。

このアンケートは、確か全共闘の時代、学園紛争が喧しかった頃か
その直後行われてたはずで、子供心に
「…たいへんなんだな」「むずかしいんだな、親って」
と印象づけられ警戒心を抱いた?記事だった。
同じアンケートを今やったら、どういう結果になるんだろう。
ていうか、どう答えるべきなんだろう、と思うとちょっと寒くなりました。


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蟻塔

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