" misty blue "
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2003年04月23日(水)
2人のひと。#3


来たるべき日が来てしまって。

罪悪感に苛まれる。

「どうして私なんか好きになるの。
どうして友達を傷付けなきゃいけないの。」

恋愛は嫌。嫌。嫌。

相手には私の思考なんて微塵も思いつかないだろう。
人を振ったことに自分自身を責めてるなんて。




ここからは、記憶も記録もなくて、曖昧です。

「なんとなく分かってた。せめて、理由が知りたいです」


理由…理由なんてない。
ただ、恋愛ができないだけ。

Oさんがもっと魅力的な人だったらもっとぐらついてたかも…というのは余談だけど。


「俺は待ってるよ」

振って、離れていってしまうのが怖かった。
なんていい人なんだろう、と思った。


この時、ちゃんと振ったことは振ったのだけど。
愚かな私は。
甘えてしまった。

この先も恋愛感情は生まれないことなんて、考えれば分かったはずのことなのに。

前にも書いたけど、恋愛をマイナスにしか考えられない自分が嫌だった。
みんなはできるのに。幸せになれるのに。


Oさんは私の中に入ってこようとしていて、私は友情ではあるけど受け入れていた。
男の人だという意識はあった。存在は大きかった。
もしかしたら、このまま好きになれるのかな。


…なんて。

恋愛感情は忘れていても、男の人にときめくことはある。
かっこいいな、と感じることもある。
やはり、女とは「違う」から。

ただ、「付き合う」とか、現実問題として、
ずっと一緒に誰かと居るなんてことを考えると、あっさり冷めるのだった。


恋愛は、夢とか憧れでしかない。




26日11:59



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