" misty blue "
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2003年04月22日(火)
2人のひと。#2


彼氏とか、恋愛感情とか、私は欲しくなかった。
そういうのは、はっきり言ってウザかった。


恋愛ができない理由は、他にある。
人と一緒に居るということは、あの危険がある。(これだけは詳細を書けない事を了承下さい)
恋愛が、嫌な人間関係を沢山作り出してきたことも忘れられない。
友情だって簡単に壊してしまう。
自分の欠点もさらけ出すことになる。
発作が起きたり荒んでしまえば彼氏すら拒絶してしまうし、
Oさんは私よりも実技の能力は上。
コンプレックスを感じたくなかった。



私は「人と比べて」よくできるだとか、
そういうことでしか自分を評価できない。
親は決してそんな人ではないのに、
私は優等生扱いされだしてから、ほぼそこにしか自分の価値を見出せないようになった。
相対評価で、絶対評価はできない。

「わたし」が「わたし」であるから…などという綺麗事には納得がいかない。


他の友人に対しては、「彼女が彼女であるから人としてスキ」っていうのはあるのだけど。
自分だけは。
…矛盾ばっかり。



みんなが当り前にできて、幸せになるための恋愛。
なのに、そんな風にしか考えられない自分が嫌だった。
これもある意味相対評価のようなもの。
焦っていたのかもしれない。


今でも、昔は持っていたはずの恋愛感情は全く思い出せない。



11月21日。
私は告白なんかされたくなかった。
今のまま、楽しくメールのやり取りをする仲でいたかった。
「明日、話を聞いてくれないか」というメールが来た。
明日は時間が無いと拒否した。
どうしても…いや。

今更。今更なのに、「私に深入りすることはお勧めしないよ。」なんて送ってみた。

その次、そのままメールで告白されてしまった。


発作のように湧き上がる拒絶の感情。
息が切れる。
涙が出る。




着信。電話。
こんな状態では話ができないから、出なかった。

「ごめんなさい、気持ちに応えることはできません。」

メールで送った。



直接言われて、直接断っておけば、もっと事は簡単に済んだかもしれない。




26日11:38



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