松浦弥太郎さんが編集長になって1号めの『暮しの手帖』を読む。とてもいいと思う。でも、今までと「変わった」とは思えない。私としては「変わらないでくれてよかった」と思うけれど、「もう何が何でも売れないとやばい」というのならばもっとなりふり構わない何かが必要なのかもしれない。でも、きっとそれは『暮しの手帖』ではないと思うから、やはりこれでいのだとも思う。
毎日新聞の、弥太郎さんのインタビュー記事を母が送ってくれた。新しい読者層は、30代だという。今の30代は、こういう本を読むだろうか。きれいな写真がいっぱいで文字がほとんどない、天然生活を好むかもしれない。もしかしたら。
こうして外野は、何とでも言える。
mon sakataのカーディガンを買った。淡い、くすんだ黄色。並べてあるときよりも、羽織ったときのほうがぐっとよさが際だつ服だ。17000円。久しぶりに高い服を買って、やっぱりいいものはいいなあと思う。おばさん(というには失礼なアーティストだが)がつくっているものは、へんな自意識がなくて好きだ。歳をとっても好きなことをするのは、きっと楽しいのだと思う。
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