2002年12月25日(水) |
王子様(どこに隠れているのぉー)への手紙。 |
拝啓
数日前には雪が降って、あわやホワイトクリスマスかと思いました。 いかがお過ごしでしょうか。
去年の日記を見たら、私は嬉し泣きしていたみたいです。 くだらないわね。
北朝鮮の不審船を日本が撃ったことと、 田代まさしがタイムの表紙になるかならないかということを 話した、と書いてあります。
クリスマスに話す話題なのかしら。 もっと、キラキラした宝石のお話でも 出せなかったのかしら。 笑ってしまうわ。
記録していると、こういう面白いことがあるから、 好きでついつい書き留めてしまうの。 「忘れた」と言って誰かが片付けても 私は必死で覚えているつもりです。これからも。
今年の私は、エントリーシートに囲まれて 途方にくれています。 さっきまでモチベーションが最悪で もう投げ出してやろうかと思ったけれど、 子供じみているな、と反省して決意を固めました。
来年の今頃には 物事はどちらかに、転がっているのでしょう。 自分の進路というのが少し、 (いい悪いにかかわらず)見えている頃でしょう。
その時は素敵なあなたに出会っているかしら。 一緒に、私が焼いたブッシュドノエルを食べているかしら。
ロールケーキはうまく膨らまないと私が愚痴をいって、 そうしたらよく泡立てないからだよ、と駄目だしされるのかしら。
最近、絶対に嘘だけど、 「おまえはエッセイストになれる」と言ってくださった方がいました。 嬉しくて、出版社に受かったら三年で独立しよう、 とか勝手に妄想した。
そういう生活を、一瞬でも夢が見られたことが 素敵だと思うの。(嘘でも、冗談でも)
私は、私の夢に向かって、本当は夢なんかあるのかしらないけど どうにか頑張ります。 とにかくこれは、私一人の問題です。 たった一人の問題。
小林エリカの日記の文体を真似して、書いてみました。
メリークリスマス。 あなたは世界一素敵です。 おやすみなさい。
敬具 れいこ
追伸 壊れたんじゃないから。
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