永遠の愛

2014年10月17日(金) 笑顔

昨日の時点では、今日会える予定だったけど。。

朝電話がきて、奥さん方のおばあちゃんが亡くなったらしく、会えなくなったと言われた。

残念だったけど、こればかりはしょうがないよね・・・とお互い言い合った。

今日の現場を聞くと、昨日に引き続き、私の職場の近くだったので、会えるかもねと言った。

「現場のとこの交差点で信号待ちになると思うから、その時に電話するよ。出なくていいから、かかってきたら私を探してね」というと「おう」と言われた。


現場が近づき、信号待ちになった時、電話をすると、少し先の作業着を着た男の人の一人が、胸ポケットの携帯を見て、こっちを向いて、手を挙げた。


あなただ!!!と私はときめきが止まらなかった。


なになに?この尋常じゃない胸のときめきは!!!と思うくらい、私はときめいて仕方なかった。

ニヤニヤが止まらない。

あなたは、手を挙げたあと、そのままこっちを見ているわけでもなく、しゃがみこんで作業を始めていた。

またこっち見るかな〜と思いつつ、青になって、車を走らせると、あなたの近くを通った時に、あなたが顔を上げて、私を満面の笑みで見送ってくれた。

その一瞬に見た、あなたの笑顔が、ものすごく印象的で。

幸せいっぱいになった。

あなたの、嬉しそうな、私を慈しむような、優しい優しい笑顔。

紛れもない、愛を感じずにはいられない笑顔。

あなたが、私に、こんな顔で笑いかけてくれるようになっているなんて・・・と、胸が苦しくなるほど嬉しかった。



昼間、仕事終わりに、あなたがまだ現場にいるかなと思って、電話してみた。

昼飯食べ終わって、車の中で昼寝しようかねと思ってるところだと言われた。

「じゃあ、今から通るから、見てね」と言って、電話を切った。


信号待ちで、現場のほうを見ると、車が止まっていて、すぐにあなたが私を見つけて、窓から手を挙げた。

信号が変わるまでの間、あなたがこっちを見ているようだった。

少し離れていたから、表情までは見えなかったけど。


青になって、ゆっくり通りすぎると、あなたの近くにきた時に、しっかりと顔が見えた。


あなたは、朝と同じような顔をして、笑顔で私を見送ってくれた。



未練を感じる気持ちには変わりないけど、一瞬でも心が通い合ったという事実は、言いようのない幸福感で満たされる。



まるで、ドラマのワンシーンのようだったと、私は帰り道、今日のシチュエーションを何度も何度も回想しながら、思った。


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まひろ [MAIL]

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