あなたと会える日まで、あともう少し。
私は、その日が、ダメになってしまうんじゃないかと、怯えている日々。
楽しみにしていると、ダメになるという、何かのトラウマなんだろうね。。
ダメになると思うと、ダメになるから、そう思わないようにしているけど。
これがまた、難しい。
絶対会える、現実になる、楽しい一日が待っていると、ウキウキしていたいけど。。
期待しすぎると、ダメになった時の衝撃が大きいから。。
考えないように、考えないように、心はニュートラルに。
数日前の電話で、「その日は、少し仕事が入って、朝は職場に顔を出さないといけなくなった」と言われた。
私は、ドキドキして、嫌な予感を打ち消そうと必死だった。
でもあなたは、「9時くらいには終わりそうだから。少し遅くなるけど、ごめんな」と、朝早くから出かけられないことだけを、申し訳なさそうに言ってくれた。
中止でなければ、全然構わない。
私は、ホッとして、「わかったー」と告げた。
次の日、「仕事は大丈夫?やっぱり、朝だけじゃなくて、1日仕事になるとか言われてない?」と聞くと、「それは大丈夫」と言われた。
「仕事するって言われてるけど、俺は断固として拒否してるから。どうしてもはずせない用事があるって、言ってあるから大丈夫よ」と言われた。
私を優先してくれていることが、とてもありがたかった。
なんとしてでも、時間を作りたいと思ってくれている気持ち。
私たちの仲は、ここまで進展したんだなーという、感慨深い思い。
あなたの、私に対する、思いの強さ、気持ちの変化。
昔々、あなたがまだ、結婚もしていない頃。
私への思いはそんなに強かったわけではなくて、ただの仲のいい、友達以上恋人未満の関係だった。
そんな私が、あなたと遊ぶ約束をしていて、優先順位に負けて、悲しい思いをしたことが、何度もあった。
まだ、携帯がない時代で、遊ぶ約束は、家の電話から。
今から会おうと言って、あなたの家まで行って、あなたの家の近くの公衆電話から、「着いたよ」と電話して、会っていた。
いつものように、「着いたよ」と電話すると、「ごめん!おまえから電話きた直後に友達から電話がきて、今からそいつと会うことになった。おまえはもう、出てるやろね〜と思って、連絡できなかった」と言われて、しょんぼりしながら、帰ったこともあった。
クリスマスの日、会っていたら、あなたの友達から電話がかかってきて、麻雀に誘われ、そっちへ行ってしまったこともあった。
クリスマスという、特別な日にも、ないがしろにされていた過去。
そんな理不尽な仕打ちにも、耐えながら、私はあなたを思い続け、今に至る。
私が、恋愛で得たものは、「忍耐」に尽きると、つくづく思う。
そんなあなたが、仕事よりも私と会うことを優先してくれる。
なんて感慨深いことだろう。。
なんとしてでも、阻止して、おまえと会うからという、強い意志。
嬉しくて嬉しくて、胸がいっぱいになる。
「どこに行こうか〜」とワクワクしながら、計画を立てる。
「だけど、おまえ、あんまりあちこちうろうろはできないよ。俺も仕事してることになってるし、どこで誰に見られるかわからないから」と言われた。
「え〜〜、1日中ラブホにでもいるつもり〜?どこか、海とか山とか外で遊びたいよ」と言うと、「いやいや、ちゃんと、どこかには行くのよ」と慌てて、言ってくれた。
「お弁当作ろうかなと思ったんだけど、、暑いから腐れるかなと思って、迷うんだけど」と言うと、「腐れはしないんじゃない。早めに食べたら大丈夫やろ」と言われた。
「お弁当作ってほしい?」と聞くと、「食べたいねぇ」と言ってくれた。
「お店で食べるのも、人目が気になるでしょ」と言うと、「そうなのよね〜」と言われた。
「じゃあ、ラブホで食べる?」と聞くと、「いや、どこか、外で」と言ってくれた。
そういう、私の思いも、くみ取ってくれていることが、本当に嬉しい。
どうかどうか、無事にその日がやってきますように。
なんのアクシデントもなく、無事に会えますように。
幸せで、楽しい1日になりますように。。
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