「粗末なスプリングですが、職員通用口に置いておきます」
お昼休み明け、達筆な文字で書かれたメモを渡された。 粗末なスプリング。。。とは、いかに!? スプリング。。スプリング。。春。。春。。春!? なにやら気持ち膨らます謎の「スプリング」。 なにやら気持ち弾ませる春の「スプリング」。
きゃぁ〜ぁあ〜嬉々りながら、通用口に走ってみた。
「スプリング」見っけ☆
お日さま浴びた色を持す、まんまるオレンジだった。 手にとって香ってみると、柑橘ぅ〜♪ 粗末どころか、素敵な「スプリング」。「春」。 そして、なんとも小粋なおじいちゃんだと、さらに嬉々る。
嬉々るそこに職場のおばちゃん一撃!ズキューン! 「このオレンジ、スプリングって名前のオレンジだよ」 あぅぅ。。。。。そのままだったのね。。。 小粋なおじいちゃんは、普通のおじいちゃんとなり。。。 あぁ、スプリング、スプリング。もうすぐ春なの、スプリング。
そしてスプリングは甘く。春心地、小粋に連れてきたのである。
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