一瞬南極物語的な、厳しい環境の中隊員たちが 力を合わせて、はたまた、動物とのふれあいがあってー なんて話では全然なく、到達不能点を目指して 過酷な状況にどんどん追いやられてしまうスリラー映画でした。
南極到達不能点を目指すは6人の隊員。 ベースキャンプに女性が1人いるだけで、 あとは男性の6人のみ。 たった7人しか出てきません。 なので、6人で緊迫感を演じていきます。 が、実は2時間弱の上映中 その緊迫感が途中どーしてもだれてしまったのです。
というのも、ホラー的味付けなのかと思いきや、 途中からなんだかわからない方向へ。 ホラーなんだかサスペンスなんだか どうも中途半端(大変失礼)
観ている怖さよりも、南極の自然を想像する怖さの方が大きいです。 真っ暗闇に囲まれてしまう夜だけの6ヶ月を想像すると 怖いですねー。昼だけの6ヶ月に探検するのですが、 時間がたつごとに、夜だけの世界が迫ってくるという。
「皇帝ペンギン」を観た後に、観ない方がよいです。 ああ。人間って弱いなあと実感しちゃいます。 あの厳しい寒さに、隊員はギブアップしたくなりますが、 ペンギンは、その中で愚痴も言わず(あ。言ってるのか・・解らないだけ) 生活しているんだものなあ。 なんて比較してもしょうがないことを どーしても想像してしまうほど、 突っ込みどころが、ある意味満載の作品でした。
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