あずきの試写室

2004年05月01日(土) 「グッバイ、レーニン!」

東ドイツと西ドイツ。
同じドイツ民族ながら、ベルリンの壁が崩壊するまで
そこは外国、しかも共産主義と資本主義。

主人公一家の暮らす東ドイツ地区にも
なだれのように、資本主義の生活が
流れてきますが。
眠り続けたお母さんの病気のため
隠し続ける家族そして友人たち。

背景を考えるといろいろあるのですが、
あくまでカメラは一家の姿を追っています。
お母さんと息子と娘一家。
どうみたって行きすぎでしょ、
なんて場面も、
いやお母さんのためだよねー。
なんて、決してうそっぽくない。
最初あらすじを読んだときは
コメディを連想しちゃったのですが
かなり違って、家族愛をテーマにした作品でした。

個人的には、友人のデニスがツボ
(って家族じゃないじゃん・・笑)
趣味を生かして、かなりやってくれるね!
なんて事をしてくれます。

当時の東ドイツの生活を再現するために
アレックスが用意するさまざまなもの。
でも、やっぱり食品に関するものが多いけれど。
家の人が以前から言っていた
トラバントという車が印象的でした。
一般の人が頼んでも、手に入るのは12年から15年後って
その間ペーパードライバーだったら
手に入れても乗るのが怖くなりそう(笑)

映画の中でも登場した
ベルリンの壁を記念品にした品が、
先日ドイツ旅行のお土産で友達に貰ったものと
同じだったので、思わず身近に感じちゃったのでした。




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