あずきの試写室

2004年05月04日(火) 「神に選ばれし無敵の男」

最初ハヌッセンを演じるティム・ロスが神に選ばれた男と
思い込んでいましたが、主人公は世界一の怪力男と呼ばれた
ジシェのことだったのですねー。

実話を元に作られた作品ですが、朴訥と思われるジシェと
千里眼を得意とし、人々を幻惑したハヌッセンとの
対比がやはり面白かったです。
といっても、メインはやっぱりジシェの生涯なんですよね。

ティム・ロスファンの私としては、
ティムの出番が思ったより少ない!!と思ったものの、
怪しい雰囲気が出ていて、やっぱり
ティムの演技は栄えるなあと実感。
マントをひるがえす姿は、ドラキュラ伯爵を連想
させるような(背が低すぎって言われちゃいましたが。。。)

ジシェ演じるヨウコ・アホラは、
力自慢コンテストで、いくつもの優勝を誇る大工さん。
またそんなジシェが惚れるマルタを演じるアンナ・ゴラーリは
国際的ピアニストで、トランス状態みたいな雰囲気で
演奏する姿はリアルですねー。
マルタの容姿が、まるでトーキー映画に出てくる女優のようで
1930年代という時代に合っているような。。。

先日から読んでいる「奇術師」の中にハヌッセンの得意とした
わざと同じような奇術のネタが出てきて、
おおこういう風になっていたのか!なんて納得。
「奇術師」ガイ・ピアーズとジュード・ロウで
映画化されているそうですが、こちらも上映が楽しみです^^


 < 過去  INDEX  未来 >


あずき [HOMEPAGE]

My追加