あずきの試写室

2004年04月13日(火) 「フリーダ」

原色の色あでやかな背景に描かれる世界。
その色より更に印象深いその
構図の中の女性。

一度見たら忘れられない自画像の女性
フリーダを初めて写真で見た時から
一体どういう画家なのだろうと
興味を持ちました。
この作品でフリーダの一生を
知ることになって
作品以上にその数奇な人生に
見終わった晩
夢に見てしまいました。
フリーダの眉がつながった容姿と
毅然とした姿を。

フリーダ演じるサルマ・ハエックが
まるで写真の中から抜け出した
ようにそっくりでびっくり。
(同じく「真珠の耳飾りの少女」の絵も
そっくりだったなー)

フリーダにとって一生を共にした壁画家の巨漢の夫
(なんて書くと若村さんをちと思い出しますが。。)I
ディエゴ・ベラの存在もほんと
体以上に大きいです。
芸術家同士が、互いを尊重しあって生活するには
あまりにも過酷な世界。

過酷な現実と幻想的な
フリーダの作品が、動き出すような映像は
余韻が残ります。

で、同じく画家をテーマにしていながら
その物語は対照的な
「真珠の耳飾りの少女」の感想につづく。



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