あずきの試写室

2003年12月23日(火) 「ミッシング・ガン」

「鬼が来た!」のチァン・ウェンが主人公で、
ストーリーも警官がなくした銃により殺人が!
なんて感じで
思いっきり、サスペンス映画を想像したのですが
全然違ってました(笑)

勿論、銃をなくすことによって、
主人公の心配は無限大。
自分の責任で、関係ない人を巻き込んでしまうと。
勿論銃を知らないか、それとなく(ばれたらまずいから)
聞いていて回ってみるものの。
田舎町が舞台で、しかも住民が
みんな知り合いだったら。
もう伝言ゲームのようですね(笑)
あ。知られていたか。。。なんて。

かといって、大雑把というわけじゃないです。
ル・チューアン監督が
「薄汚くがちゃがちゃした中国人のイメージを払拭して
実は繊細で弱い」という考えををもって
作られているのですから。
といっても、その意図が大成功!かはちょっと疑問(失礼)

30歳の若き監督の、カメラワークは
コッポラ監督を師と仰ぐだけあって
斬新ではあるものの、
あののどかな景色と住民を見ていると
事件が起きても
やっぱりのんびりした気持ちになってしまうのでした。


 < 過去  INDEX  未来 >


あずき [HOMEPAGE]

My追加