アウシュビッツを扱った映画はたくさんありますが 今日この映画を見て、今後どの映画が 印象的だったかと聞かれたら まずこの作品が上がってしまうほどでした。 正直年末年始に、ちょっと見てみようー なんて感じで見るのには 全くおすすめできません。
この作品を見るまで ゾンダーコマンドなる存在があることを 知りませんでした。 特別労働班なる班に属するユダヤ人は 同じユダヤの人々の死体処理をすることで 4ヶ月の延命を約束されるというもの。
生き延びるために選択される そんな極限の状況におかれた人々と ガス室から生き延びた少女をともに描くことで より人間の本質を浮き彫りにしています。 まったく話さない少女が 唯一話すシーンは あまりにも切ないです。
人間ってどこまでいってしまうのか。。。 感情移入とか、想像とかの上を いってしまう世界。 決して、解りきったことはいえない世界。 二度とあってはならないと 戦争が現実として 考えられる今だからこそ 切実に思うのでした。
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