| 2003年09月18日(木) |
「あの子を探して」ができるまで |
今まで、作品は好きで見ていたものの チャン・イーモウ監督が画面の中で 話しているのをはじめてみました。 ちょっと高倉健風。 映画に対する姿勢や考えが 見ている私にも伝わってきて、 作り上げられた作品を再度 思い出しました。
「あの子を探して」で 印象的だった、あのちょっと倦怠感を 漂わしているような(笑) 少女先生ウェイ・ミンジが 実は、もうひとりの少女と 先生役を決める時に ちょっとの差で役を得たことは意外。 てっきり、最初から 彼女に決めていたのかと 思い込んでいたから。 (それほどあの役が似合っていたから) 実生活では、双子の姉妹というのも びっくり。
少年チャン・ホエクーの 涙を流すシーンをいかにしてとったか。 なんて、映画を見ていたら 見落としていた 少年少女たちのちょっとしたしぐさが かわいいです。
見ている私は作品のひとつとして 上映時間の長さだけの時間しか 接することができないけれど、 その作品が出来上がるまでに いかに楽しさや苦労があったことか実感。
「英雄」では、まったく違った作品を 撮っていたイーモウ監督ですが、 また「あの子を探して」や「初恋の来た道」 みたいな作品を撮って欲しいな。
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