あずきの試写室

2003年09月06日(土) 「ビロウ」

潜水艦映画数々あれど、
ホラー風味の映画はこの作品が初めて?
なんて思いましたが、違うのかな。
でも、ホラーって訳じゃなくても、
潜水艦ってちょっと不気味。
海の中を自在に動くというものの、
密封された艦内を思うと
息苦しいし、なんだか怖い。
その怖さに、そのままふっと現れる
怪しい人影なんか見えるとより倍増。
なんですが。。。
実はこの作品それほど怖くないです。

映画館で上映中は、音がかなりの怖さを醸し出して
いたらしいのですが、
ビデオで見ていると、哀しいかな迫力の違いが。。残念。
でも、そのことを別としても
なかなか潜水艦とそれにまつわる謎は
どうなんだろう?と興味を引かれて面白かったです。

張り巡らされた伏線が、
最後にびしっとまとまるところも
好感が持てて、地味な作品だけれど
味がありました。

ただ、残念だったのが唯一いる女性の存在。
その存在に意味がある!と云うことらしいのですが、
居ない方が良かったかも!
なんて思ってしまった。。だめじゃん。
それと、登場人物の区別がいまひとつつかず
(決して似ている訳じゃないのですが)
えと、この人は少佐で、えと。。(笑)

一度フェリーの中から横切るように
水面に顔を出して、かなりの速度で
行き交った潜水艦を見た時は、
まるでくじらに遭遇したようで
感動すらしましたが、
この作品を見て、ますます乗りたくなくなりました。
(乗る機会に恵まれる人も少ないよね)


 < 過去  INDEX  未来 >


あずき [HOMEPAGE]

My追加