潜水艦映画数々あれど、 ホラー風味の映画はこの作品が初めて? なんて思いましたが、違うのかな。 でも、ホラーって訳じゃなくても、 潜水艦ってちょっと不気味。 海の中を自在に動くというものの、 密封された艦内を思うと 息苦しいし、なんだか怖い。 その怖さに、そのままふっと現れる 怪しい人影なんか見えるとより倍増。 なんですが。。。 実はこの作品それほど怖くないです。
映画館で上映中は、音がかなりの怖さを醸し出して いたらしいのですが、 ビデオで見ていると、哀しいかな迫力の違いが。。残念。 でも、そのことを別としても なかなか潜水艦とそれにまつわる謎は どうなんだろう?と興味を引かれて面白かったです。
張り巡らされた伏線が、 最後にびしっとまとまるところも 好感が持てて、地味な作品だけれど 味がありました。
ただ、残念だったのが唯一いる女性の存在。 その存在に意味がある!と云うことらしいのですが、 居ない方が良かったかも! なんて思ってしまった。。だめじゃん。 それと、登場人物の区別がいまひとつつかず (決して似ている訳じゃないのですが) えと、この人は少佐で、えと。。(笑)
一度フェリーの中から横切るように 水面に顔を出して、かなりの速度で 行き交った潜水艦を見た時は、 まるでくじらに遭遇したようで 感動すらしましたが、 この作品を見て、ますます乗りたくなくなりました。 (乗る機会に恵まれる人も少ないよね)
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