| 2003年09月04日(木) |
「セプテンバー11」 |
ニューヨークだけじゃなく、世界中で忘れられない 1日となった9月11日。 来週で丸2年になるんですね。
あの衝撃的な映像を目にした夜のニュース特番が 今も生々しく思い出せますが、 そんな世界中からあの日を見た 11カ国11人の監督の、11の作品のオムニバスです。 一作品につき、時間も11分9秒1と 限られた時間の中で、其々の監督の 持ち味が果たして生かし出されていたのか。 正直いって分かりません。。。 他の作品と比較できないということもあるのですが やはり短編の難しさを感じるのです。
私としては、トップバッターに登場するイラン監督作品と ブルキナファソ(どこにある国なのか知りませんでした。。)監督作品が 印象的でした。 いあ。実際イギリス監督(ケン・ローチ)のチリ人の話は かなり衝撃的だし、メキシコ監督(アレハンドロ・ゴンザレス)の 真っ暗な画面(一瞬ビデオが壊れたのかと思いました)に フラッシュバックのように映る、ニュース映像は 正視するには痛々しいほどだったのだけれど。。
イランとブルキナファソに登場するのはどちらも子供。 アフガン難民の少年少女が、授業で先生にテロのことを 質問されても、身近なことしか答えられないリアルさや ブルキナファソの新聞配達の仕事をする少年が ヴィンラディンを見つけて、追いかけていくという発想が なんとも言えず。 人間の日常生活の本質をついているなあ なんて思ってしまったのですが。いかがなものでしょうか。
で、実はこの11人の監督の中にはショーン・ペン監督と 日本の今村昌平監督がいるのですが。。。。 私としては、二人の監督のいいたいとしていることは 分かるのですが、なんかいまひとつだったのです。 (ショーン監督の落ちのひねりはきいてはいるのですが。。)
特に今村監督。復員兵演じる田口トモロヲさんも不気味さが出ていて 良かったんだけど。 なんか微妙にずれている気がしたんですが。。。 もう少し違った形に作れなかったんだろうか。。(えらそうですみません)
でもどんな形ではあれ、テロ撲滅を祈って。
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