あずきの試写室

2003年07月18日(金) 「おばあちゃんの家」

やっと近所の映画館で上映になったので
早速行ってみたところ
映画館の中は年配者ばかりで
館内がすでにおばあちゃん(ちょっとおじいちゃん)の家状態(笑)

87分と今時の作品としては
とっても短いといってよい上映時間ですが、
おばあちゃんの優しさや愛情がぎゅっと
詰っていて、時間を感じさせない
ゆったりした世界が流れて行きます。
何をしても、よいよいって感じで
孫に対して全然怒らないところも
ふところが広い。

見ているこっちが
この孫ーーおばあちゃんの杖で叩くぞ
なんて思ってしまいましたが(将来良いおばあちゃんにはなれません)
なんでもこの孫イ・ジョンシャン監督の子供時代の
自分ということなのですが、こんな生意気(失礼)だったのですか(笑)

と、孫のやんちゃぶりはおいといて。
とにかくおばあちゃんがいいです。
おばあちゃんの姿を見ているだけで、心が潤うなあ。

先日見た「阿弥陀堂だより」の北林谷栄さんを
ちょっと思い出しましたが、
(部屋から見える景色も、どちらも自然の美しさを堪能できるし)
阿弥陀堂に孫がやってきたって感じ。
とはやっぱり違いますね。当たり前。

ほとんどの方がアマチュアだということも
逆にリアルな感じがして良かったです。

この夏、おばあちゃんやおじいちゃん孝行に
訪ねていって欲しいなあと思うと共に、
すでにおじいちゃんもおばあちゃんもいない私は
忘れていたあの時に心の中で帰って、
ほろりとしてしまったのでした。



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