あずきの試写室

2003年06月25日(水) 「白い船」

島根県平田市にある塩津小学校と
小学校の目の前に広がる海を
週1回決まって通るれいんぼうらぶという
フェリーとの心温まる
実話を元にした物語。

島根県の美しい自然と、ベテラン俳優大滝秀治さんの熱演。
まるで「阿弥陀堂だより」ならぬ「白い船だより」(笑)
なんて思ってしまいそうですが。
実際生徒とフェリーの乗務員の交わす手紙やFAXは
ほんとたよりですよね。

とにかく塩津小学校のみなさんがいい感じ。
全校生徒はたったの14人と先生方。
学年を超えて、また先生と生徒という枠を超えて
ひとつの家族みたい。
船を見つけたことからの流れはもう
生徒がはしゃいでるだけじゃなくて、
先生まで超盛り上がり。
いまどきの学級崩壊なんて言葉は
この学校では別世界の出来事だろうなあ。

見えるフェリーに手紙を出してみようという
発想も勿論のことながら、
みんなが純粋だからこそ実現できた物語。
その船に乗ってみたい!!
って夢見ちゃうなんて、かわいいし、ほのぼの。

実際の新聞は平成10年7月17日に
掲載されたそうなので、
すでに当時の小学生はほとんど
卒業してしまっています。
でも、いまだフェリーと学校の交流は続いているって
いい話ですねー。

私なんて思わず、アクシデントがあるんじゃないかって
勝手にタイタニックなどを想像(完璧毒されてます)した
自分が恥ずかしいほど。
心が洗われるようだなあ。


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