最初何故か記憶のささやきと思い込んでいましたが、 そのタイトルでも大丈夫かも(わ。無理かしらん)
15歳の少年時代の前半部分と20年後の成人した後半部分に別れて、 がらっと雰囲気の変わる映画です。 とにかく全体的にまるで絵画のような、会話も極力少なく、 流れるような音楽と幻想的な雰囲気が独特です。
15歳の少年時代の重要なカギを握る少女との日々は まるでキングの少年時代を描いた物語のようで あわく切ないですのですが、 まるで漂うような雰囲気から、いきなりどーんと 変わってしまうのにはびっくり。
少女の父の手伝いで少年が仔牛の出産に立ち会い なまなましさに具合が悪くなるシーンで 「そのうちに人生に立ち向かう魂の 羽ばたく音も聞こえなくなるぞ」と父の言葉。 確かに、年をとるごとに鈍感になっていることを 実感している私には胸にズシーンとくる言葉でした。 あ。今思ったのですが、ここからはばたきってつけたのかなあ。 違いますかね。。
で、35歳になった時を演じるのがガイ・ピアーズ。 ちょっと15歳時代の少年が成人したのと だいぶ雰囲気が違うので戸惑いましたが (別人なのだから当たり前ですが。。。。) 後半部分も、これまた幻想的で。 樹に蛍(と思っちゃったんですが時期が違う気も。。。)の ような虫が多数飛び去るシーンは、うなってしまいました。
見方によっては、なんのこっちゃらと思えるような ところがなきにしもあらずですが(失礼) これがなかなかどうして 油断ならないぞ作品でした。 私など、裏読みしすぎるほどしちゃて完璧自爆状態。ふぇっ。
マイケル・ペトローニ監督が脚本も書いていますが その後「イノセント・ボーイズ」の共同脚本も書いたとのこと。 前半部分を見ていると納得の、仕上がりでありました。
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