あずきの試写室

2003年05月15日(木) 番外編「ミレー3大名画展」

ミレーの3大名画「落穂拾い」「晩鐘」「羊飼いの少女」が
一堂に会するBunkamuraザ・ミュージアム
「ミレー3大名画展」に行ってきました。
「晩鐘」の保存状態の理由から、このように3大名画が
揃った展示は日本では最初で最後ということもあって
平日の午前中というのに、会場は沢山の方が見えていました。

「落穂拾い」始め、教科書等で何度も見た事がある作品が
目の前にあるのは、不思議な気がするほど。
さらに、絵と観覧者の間の距離が短く
じっくり見る事が出来ました。
いつも感じる事ながら、近くで見ると
まるでただしゅっしゅっ(どういうたとえか。。)と
絵筆で描いているようなのに、
距離をおいて見ると、実にリアルなことに本当に驚きます。
わ。なんだか小学生並の感想で
お恥かしいですが。。

特にミレーの作品で感じたのは、
空が実に息づいているかのように、雲の切れ間からのぞく日差しは
暖かみすら感じます。
また少女の顔は本当にかわいらしく、
150年も前の絵なのに、まるで最近描かれたかのように
鮮やかです。

会場では、その他に19世紀ヨーロッパ自然主義の流れをくむ
画家達の作品が展示されていて。
こちらも、それぞれ力強く訴えかけてくるような作品が多く、
思わずこちらを見ているような人物像の眼差しに
脚がすくむようでした。
絵じゃなく写真のような。

私が気に入ったのは、ジュール・バスティアン=ルパージュの
「眠りこけた小さな行商人」
犬と一緒に眠りこけている少年の表情が
見ていると心和むのです。

展示された73点のうち51点が日本初公開とのことですが
日本では私の大好きな幕末時代に
ヨーロッパでは落葉を拾っていたのか(笑)
なんて日本とつい比較してみたりして。
なかなか興味深かったです。


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