アメリカで、日曜日に中間選挙が行われて、民主党が勝利、上院・下院の両院とも民主党が過半数を占めることとなった。共和党のブッシュ大統領のイラク政策に、国民がNOを突きつけたのだ。
私が13年前に2年間アメリカに留学したときも、2大政党制のダイナミズムを目の当たりにした。ちょうどその頃、細川政権が誕生して以来、日本でも2大政党制となれば、もっと政治が良くなる、という確信を持った。
今の日本は、投票する際の判断基準が「(候補の所属)政党より人柄」という方が結構多い。私に対しても「民主党は好きじゃないけど、これからの政治は若い人が頑張ってもらわなきゃ」と応援して下さる方がたくさんいて、それはとても有難いことなのだが、「政党より人柄」というのは、自民党政権は変わらないということを前提にしたもの。
2つの政党が、国民に対して政策を競い合うということになれば、今よりずっと多くの人が、「どちらの政党がいいか」→「どちらの政党の政策がいいか」ということを考えて投票するようになる。政党も、より一層、国民の声を聞き、国民の賛同を得られる政策公約を打ち出すようになる。
日本では、とにかく民主党が政権を取らないと2大政党制にはならない。今の野党のままでは、民主党の提案は「どうせ実現しない」と多くの人に思われてしまうからだ。
民主党の政権奪取のために、私が出来る最大の貢献は、私自身が次の衆院選で選挙区で勝つこと。そうすれば、比例で別の候補が当選し、確実に民主党議員が1人増えるのだから。