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代理母 2006年10月26日(木)

 「生命倫理と生殖技術について考える超党派勉強会」に参加。野田聖子議員や小宮山洋子議員が中心でもともとは女性議員だけの内輪の勉強会だったが、今年の春から男性議員にもオープンになり、私もそのときから参加している。
 昔から漠然と、生殖技術についての日本の法制度、そして、その基礎となる国民的議論が、他の先進国に比べて遅れている、何とかせねば、という意識がある。
 今回のテーマは、今話題の代理母。講師は向井亜紀さん。代理母で産んだ子供を戸籍に入れることを否定する高裁判決を受けて、記者会見で訴える姿をテレビで何度か見ていたが、直にお話を聞くと、彼女の熱い思いが伝わってくる。弁護士とともに、アメリカの制度についても相当勉強していて、非常に説得的だった。
 今の日本では、夫婦のどちらかが精子・卵子を持っていない場合、他の人の精子・卵子の提供を受けて子供を産むことができる。親子の認定は、母体から生まれる、ということのみが判断基準。だから、代理母から生まれた子は、父母両方のDNAをしっかり受け継いでいるのに、子供と認められない。DNAや遺伝子の基礎的知識が国民に相当浸透している今日、遺伝子に基づく親子の認定も採り入れるべきだ。
 勉強会では、向井亜紀さんにもアドバイスをもらいながら、議員立法に向けて作業をしていくことで一致。民主党内でも、代理母についての議論が始まった。私も、理論武装して発言していこう。


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