英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2003年04月02日(水) 庭の底が抜ける

ええと、前段階として、いま、わたしの家の隣が建設工事をしております。で、この国では、公共スペースだの、私的スペースだのいう概念など全くなく、とにかく何もかもむちゃくちゃなので、うちの家の前にも隣の家の建設材料がドカンと積み上げられており、道路は通行不可能。いくら警備員を3人雇っているからといって、セキュリティも何もあったものではないから、この1ヶ月余り、ほぼ毎日彼の家に居候しておりました。

(その前段階として、わたしは一軒家に一人暮らし、彼は勤務先の大使館の敷地内の一軒家に住んでいます。)


そして、昨夜。久しぶりに夜仕事があったので、彼の家ではなく自分の家に帰宅。「仕事終わって、今から寝るところなの」「君がシャワーを浴びた後、びしょびしょの髪のままでベッドに潜り込んでこないのが寂しいよ」(一言余計)、というラブラブな会話を電話でかわし、まあでもたまには1人も楽だわー、お風呂もゆっくり入れるし、と思っていたそのとき。

「ドーーーン」という大音響と「ジャバジャバジャババーーー」という大水音が、家中に響き渡り。何事かとあわてて庭に出てみたら、庭の右半分の底が抜けて(!)、水道管が割れておりました。

は?

なんで庭の底が抜けるの?ていうか、なんで庭に底があるの???

そのときは意味が分からず、真っ暗すぎて懐中電灯の明かりではよく見えず、とりあえず気を取り直して寝たのですが。(けっこう余裕?)


朝になって太陽の光の元で見てみると、なかなか大惨事でした。庭のタイルやコンクリート部分が下に抜け落ち、家を支えている柱も丸見え。周囲の状況から判断するに、隣の家がどうやら土台工事中にうちの庭の方まで掘りすぎ、もともと脆弱だった土台が家を支えきれずに崩れた、というわけのようなのですが。理解はしたけど、納得はできません。なんなんそれ!!!今回は、庭が崩れただけですんだけど、家まで崩れてたら、軽く寝てるうちに死んでましたよ?まじで。


もうむちゃくちゃ腹が立って(もともと隣の家の工事にはむかついてたのもあって)、大家に朝から電話し、「1週間以内に直さなかったら賃貸契約解消して出ていくから」。と、言い切ったものの・・・。行く場所は?しばらくは彼の家にいればいいんだけど、この先もずっといるべきか。頼めばダメとは言わないだろうけど(9月から一緒に住もう、と言われたばかりだし)、自分の家がなくなるというのはやっぱり不便な気がして、ちょっと悩んでしまいます。


まあ、1週間以内に、家が直ればそれでいいのですが。


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