英国人の彼女
6年間の遠距離恋愛の末、イギリスに嫁いできました。ロンドンで息子と3人で暮らしています。

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2003年04月01日(火) ご挨拶&自己紹介

「英国人の彼女」は、わたしが彼女の方で、彼が英国人の方です。わたしが帰国する今年の9月まで、というリミット付きの恋愛だったはずが、なんだか最近雲行き怪しく・・・。

しばらくお付き合い頂ければ幸いです。



そんなわけで、わたしの中で大イベントが起こった4月1日:

いつも通り仕事を終えて、彼の家へ。2人とも空腹で眩暈がしそうだったので、手っ取り早くスパゲッティ・ボロネーゼを製作しました。トマトソースは以前作って、冷凍しておいたものを使用。牛肉のミンチをみじん切りのニンニクと一緒に炒めて、そこに赤ワインを大量投入します。解凍したトマトソースを入れて、20分くらいグツグツ煮込むだけなんだけど、これがけっこうおいしくて、時間のないときはコレ、といった感じです。

で、おなかも落ち着いて、昨日観た「カサブランカ」の内容について、ワイン片手に2人で語っていたのですが。「ハンフリー・ボガードとの恋が、どんなに精神的でピュアなものであったとしても、夫がいるのにそういうのは好きじゃない」とわたしが言ったのに対し、彼は「結婚すると愛が続かなくなるから」と答えました。

映画の話をしているのは分かっていたのですけれど、「愛が続かない」っていうのがなんだかショックで、最初は「何それー」って冗談っぽく言ってたのにどんどん悲しくなってきて、気が付いたら涙がぽろぽろこぼれていて。自分でもびっくりしてしまいました。そして彼はもっとびっくり。どうしたの?何がそんなに悲しいの?ちゃんと話して?と、一生懸命顔を覗き込んできます。

今までだったら「なんでもないの」で済ませていたのですが、思わず「愛が続かないってことは、じゃあわたしが9月に帰国したら、それで終わりなの?たぶん終わりなんだろうな、とは思ってたけど、でも今はまだ直面したくないの」と、けっこう感情を出して言ってしまいました。ほんとはそういうこというの、好きじゃないんです。重い女だと思うし。


そして、これに対する答えはきっと「遠距離になるけど、別れることはないよ」とか、「離ればなれになっても、きみのことが好きだよ」とか、まあそういう感じだろうな、と思っていたのですが・・・。彼にきつく抱きしめられて(鼻水が彼の服に付きそうになりながら)、「9月になっても日本に帰ることはない。このまま僕と一緒にここに住めばいい」と(!)言われました。


え、ちょっと待って・・・・。



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