銀河8丁目10番地の日誌

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TOS グミ嫌い獲得の謎  2004年10月21日(木)



―――ジーニアスは『グミは嫌い』の称号を獲得!

フウジ山頂にてVSプロネーマ戦後、
一斉にレベルUPした一行は、そのセリフに、ど肝抜かれました。

「ぐッ・・・グミ嫌いーーー!?」

ロイド(プレイヤー)はあまりの衝撃に、フウジ山岳から転げ落ちそうになります。
グミ嫌い、という称号があることは知っていました。
しかし、アクション操作において超が付く苦手プレイヤーの、
手が届く範囲では無いと思っていたのです。

「グミ嫌いって、アレだよね。一定期間の戦闘中、ずうっとグミを使わない、っていう・・・」
「前作では、結構シビアな称号じゃなかったかしら」

グミ嫌いを獲得したばかりのジーニアス本人、
今回、戦闘メンバーに入っていなかったリフィルさえも、驚くほどです。

テセアラ突入より小1時間。
レベルは微動だにしていません。
まさかボス戦なんて無いだろうと、いつものように余裕ブッこいてセーブしていなかったため、
かろうじてゼロスを回復専門にしての攻撃的メンバーによる、危なっかしいプロネーマ戦。
4回くらい戦闘不能になっていたしいなは、首を傾げました。

「使ってなかったのかい?」
「そういえば・・・ライフボトルは大量に投げてたけど・・・」
「回復はオート頼みだったのではないか?」

いつのまにやらコスチューム・チェンジしたクラトスも背後に、さりげなく会話に加わっています。
そういえば今回、みんながみんな倒れまくったのは、回復役リフィルがメンバーにいなかったためでした。
ザコ戦では、面倒くさいので攻撃4人組で怒涛の進撃、というスタンスなのです。
(これでは、技の使用回数も何もあったもんじゃない。)

「えっと・・・じゃあ、ソードマスターさんのときも、1回目のクラトスさんのときも・・・?」

理論を超えた超現実、愛の力で正気に戻ったばかりのコレットのつぶやきです。
彼女の言うとおり、あれらの激戦でも、グミを使わなかったということになります。
奇跡です。もはや、これは奇跡です。

「しっかし、TOD2の時は称号なんて見向きもしなかったのに。よく取れたねぇ」
「いやぁ・・・これも才能の為せる技、ってゆーか」
「・・・そのセリフ、何かオレ様と被るから止めてくんない?」

穴ぼこだらけの技画面を埋めるため、日夜、TPの無駄使いをし続けてもらっている、ゼロスの言葉です。
割と冷ややかな反応は、最近加わったばかりの仲間だからこそ解る、
ロイド(プレイヤー)操作による戦闘時の、行動の意外さゆえでした。

「戦闘中にメニュー画面なんて開いてないっしょ。オレ様の記憶が正しければ、ライフボトル使うときくらいで」
「あら。ユニゾン・アタックのときも開いてるわよ。毎回、技を設定し直してるみたいだから」

ボタン+十字キーを駆使したU・アタックが出せないロイド(プレイヤー)。
これだと決めた技を、ボタンのみで発動できる欄に、毎回わざわざセットし直しているのです。
それでも、成功確率は実に30%程度。嘆かわしい(byリフィル先生)事態です。

「・・・攻撃するか逃げるかで○ボタン押すのに必死で。メニュー画面開く余裕がなくてな・・・」

恐るべしエターナルビギナーズ・ラック。
戦闘後にはグミを使いまくっていたのですが、それはカウントされなかったようです。

「そっかーグミを使えば、今までの戦いも勝ててたんだ★」

 今更気付くな!

てへッと面白可笑しくウインクしつつ星を飛ばしたロイド(プレイヤー)に、
数々の激戦を死に物狂いで勝ち抜いてきた一行は、殴り倒してやりたいと心底、思ったことでしょう。

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「えッ、アイテム使ったあと硬直すんの!? コマンドに×が付いてるんだけど!」

早速、戦闘中にアップルグミを使ってみたロイド(プレイヤー)。
「それ」なんて掛け声を言ってる間に、ザコ敵たちのタコ殴りに遭ってしまい、
何とグミを使ったのにHPが回復していないという驚愕の事態。

メニュー画面の『アイテム』にはペケが付いたままになっています。

「・・・テイルズシリーズを全作遊んでる人とは思えない発言だね」

アイテムを連続で使えないということも、たった今気付いた(思い出した?)ロイドだったのでした。


パト / 宇宙書店

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